雇用保険の書類は、退職前・退職後・届かない時で分けて確認する
転職で退職する際、雇用保険に関係する書類を一度に集めようとすると、何をいつ確認するのか分かりにくくなります。順番は、退職前に手元の情報を確認し、退職時に記載内容を確認し、離職後に必要になった書類が届かない場合は問い合わせ先を確認する、の三段階です。
離職票を受け取っただけで給付を受けられるか、どの手当を受けられるかは決まりません。ここでは受給可否を判断せず、次の行動を選ぶための書類確認に絞ります。
退職前:雇用保険被保険者証があるかを確認する
在職中に、雇用保険被保険者証を持っているか確認します。見当たらない場合は、保管場所を探すだけで終わらせず、現在の勤務先の担当者に、雇用保険に関する書類をいつ、どのように受け取れるかを確認しておくと安心です。
次の勤務先から提出を求められる書類がある場合も、提出日や方法を確認します。書類の有無だけで加入状況や今後の手続き結果を判断せず、勤務先からの案内と自分の手元の書類を照らし合わせてください。
退職時:離職証明書の記載を読み、控えを残す
退職時には、離職証明書の離職理由などの記載内容を確認する案内があります。読み慣れない欄を後回しにせず、記載内容に疑問があれば、その場で現在の勤務先に確認するか、確認した日時と担当窓口を控えます。
離職理由の評価や、給付の対象になるかは、書類を見ただけでは判断できません。記載の修正が必要かどうかを自分だけで結論づけず、必要に応じて案内窓口へ相談してください。
離職後:離職票が必要な場面かを案内に沿って確認する
離職後に求職の申込みを行い、雇用保険の受給資格決定の手続きへ進む場合、案内では、住居地を管轄するハローワークで求職の申込みをした後に離職票を提出する流れが示されています。
これは、転職活動中の全員が離職票を提出するという意味ではありません。すでに次の入社が決まっている場合を含め、自分に離職票が必要かどうか、いつ使う書類かは、状況を伝えて確認します。求職の申込み、離職票の提出、受給資格の決定を同じこととして扱わないのがポイントです。
届かない時:待ち続けず、問い合わせ先を確認する
離職後、離職票が届かない場合については、住居地を管轄するハローワークへの問い合わせ先が案内されています。まず現在の勤務先に発送状況と発行予定を確認し、それでも解決しない場合は、住居地を管轄する窓口へ、退職日や勤務先の情報を伝えて必要な確認をします。
問い合わせる前に、次の情報をメモしておくと、状況を説明しやすくなります。
- 退職日と現在の連絡先
- 勤務先へ確認した日時と回答
- 手元にある雇用保険被保険者証や離職に関する書類
- 次の勤務開始予定がある場合は、その日付
書類ごとの確認順
| 時点 | 確認する書類・情報 | 次にすること | | --- | --- | --- | | 退職前 | 雇用保険被保険者証の有無 | 勤務先に受け取り方法・時期を確認する | | 退職時 | 離職証明書の離職理由などの記載 | 疑問があれば勤務先または案内窓口へ確認する | | 離職後 | 離職票の到着と、自分に必要な手続き | 求職の申込みをする場合は管轄窓口の案内を確認する | | 届かない時 | 勤務先への確認結果 | 住居地を管轄するハローワークへ問い合わせる |
まとめ:書類の名前より、今がどの段階かを先に確認する
雇用保険に関する書類は、退職前には被保険者証、退職時には離職証明書の記載、離職後には離職票の到着と必要な手続きの順に確認します。給付の可否や離職理由の評価を記事だけで決めず、書類が届かないときや判断に迷うときは、勤務先と管轄のハローワークの案内を確認してください。
